ラックギア

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調査 » パーツ調査
執筆 : 
2012/10/10


先日作ったソーラーカー。
ステアリング部分を作ろうとラックギアを探したら、当研究室には2種類のラックギアがありました。
ちょっと似ていますが、少し違うみたいです。
どこが違うのか比較してみました。

この二つのラックギアはそれぞれ、
6630 Gear Rack 1 x 8 with Holes
87761 Gear Rack 1 x 7 with Axle and Pin Holes
のようです。
6360 は 9686 サイエンス&テクノロジー モーター付基本セット に入っていたものです。
87761 は、8069 バックホーローダーから奪ってきました。


ソーラーカーを作るときに、最初は 6360 を使って作ろうとしていました。
でも、なぜか大きさが半端で、うまく使うことができません。
なぜなのか考えてみたら、ステアリング部分のフレームとしてリフトアームを使っていたので、横幅は奇数幅でした。
テクニックのリフトアームは基本的に、奇数幅なんですよね。
それに対して 6360 の幅は 8幅で、偶数幅なのです。
結局バックホーローダーから奪ってきた 87761 を使って、作る事ができました。


さらに調べてみると、87761 は 2010年から使われている、かなり新しいパーツのようです。
最近のテクニックの車は、ほとんどこの87761 ラックギア1x7 が使われています。
では、2010年以前のテクニックの車ではどのラックギアが使われていたのでしょう?

どうやら以前は 6360 ラックギア1x8 が使われていたようです。
以前のテクニックは、リフトアームではなくビームを主体にして作られていたため、偶数幅の車が作られていたのですね。
なるほど。
今回のソーラーカーも、エネルギー貯蔵ユニット部分は偶数幅ですから、ビームを使って偶数幅で作り込めば、6360 で作れたのかもしれません。

ちなみに、奇数幅のラックギアとしては 64781 ラックギア 1x13 (2009-) というものもあります。
こちらはその大きさから、ステアリングに使われることはなく、8109 フラットベッドトラック(2011) や 9394 ジェットプレーン(2012) などのように、伸長機構として使われています。

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